夏場の水分補給と発汗の関係

水分補給と体の関係夏場脱水症状にならないように、
こまめに水分補給を心がけないといけないのはわかっていても、
実際どのくらい、人間の体から発汗によって水分が失われているのでしょうか?

想像以上に身体から失われる水分

一般に夏の暑い時汗をかく状態では、
だいたい1日3L(リットル)ぐらいの汗が出ているそうです。
熱が37度台の熱がある場合:1Lくらい汗が余分に出ていると言われます。
熱が38度台以上の場合では:1.5L以上余分に汗が出るそうです。
(これは全ての年代に言えることだそうです!)

ところで人間は水分の多くを体内では筋肉に蓄えています。
ですから筋肉の量に応じて、
蓄えられる水分量が決まるとも言えます。
平均的な中高年層は特にトレーニングなどをしなければ、
年7%くらいずつ筋肉の量が落ちていくそうです。
お年寄りの方は筋肉量が少ないので特に注意が必要です。

脱水の起こりやすい時間帯

外出時
夜寝ている間に脱水が起こりやすいと言われています。

寝る前にコップ1杯の水を飲んでから寝るのは大事なんです。
夜中起きておしっこに行ったら、その後でもう1杯飲んで寝ましょう。

体に溜まる水
水の中にナトリウムイオン(NA+)や、カリウムイオン(K+)を入れると、
イオンの力で、水分子が血管の中に溜まる形になる。

水分補給と体調との関係

普通に3食採れている人は、あえて1〜2L /日の水を飲まなくても大丈夫です。
(理由:食べ物が消化される段階でたくさんの水が作られるから)

もし食事を1食抜いた場合は最低500mlの水分を補給して下さい。
(先ほど書いたミネラル分も一緒に摂るとなお良いです。)

熱があるとき
食べられないのと、熱があるのとで二重に水分が抜けていきます。

嘔吐、下痢をした場合
吐いたり、下痢をした時には、胃液や、便汁で、ナトリウム、カリウムが汗以上に失われるので、
努めて電解質の補給が必要になります。

血液中のナトリウムイオン、カリウムイオン濃度が下がると、
意識が下がる。
手足のしびれなどの神経反射も起きます。
またひどい場合は不整脈も誘発する恐れ場ありますので注意が必要です。
下痢、嘔吐の場合には必ず電解質を含んだ水分を採って下さい。
手軽なものとしてスポーツ飲料、イオン飲料を飲んで下さい。
目安としては1日1回くらいの下痢ですと500mlの水分を補って下さい。

この記事を書いた人

共友調剤薬局 スタッフ

北九州市内に3店舗。地域に根ざして皆様の健康をお薬を通じて見守っています。