ノロウイルスの予防と対策

うがい手洗いをしよう!

秋になり肌寒くなると、毎年ノロウイルスの流行が気になります。
今年は8月に新型ノロウイルスが現れニュースになったこともあり、大流行するのではないかと言われております。

そこで、ノロウイルスについて、もう一度おさらいをしてみたいと思います。

ノロウイルスの時期についてですが、毎年11月から翌年3月まで多く発生しています。

感染経路としては、感染者との接触による接触感染、
生ものなど十分に加熱していない食品の摂取による経口感染が主にあげられます。

非常に感染力が強く、ワクチンも薬もないので、わたしたちは予防に注意しなければなりません。

まず、基本は徹底した手洗いうがいです。
手洗いの際は、手首まで洗うことを忘れずに行って下さい。

次に、食品の加熱ですが、中心部の温度が90℃で1分間は行ったほうがよいようです。
食品の加熱だけではなく、肉や魚などと生で食べる野菜などはきちんと区別すること、まな板や包丁は熱湯で消毒することなど、ぜひ気をつけて下さい。

そして、ご家族が感染された場合など感染しないよう行う消毒ですが、アルコールでは殺菌できません。
殺菌できるのはハイターなどの家庭用塩素系漂白剤に含まれる「次亜塩素酸ナトリウム」になります。
おなじハイターでも塩素系のものもあるので、ラベルの成分をよく確認してください。
厚生労働省では、これを250倍に希釈して使うようすすめております。
希釈する際や消毒する際は手袋やマスクをして直接さわったり吸ったりしないよう注意して下さい。

新型ノロウイルスもこの方法で対策できると言われております。

また、すこし前からヨーグルトなどに含まれるラクトフェリンがノロウイルスの予防になると話題になっています。
ラクトフェリンがウイルスの表面や腸内の消化管細胞と結合して、ウイルスが消化管細胞へ感染することを抑制するそうです。
摂取量は1日100㎎を毎日です。ラクトフェリンが多く含まれるヨーグルトを探してもいいしサプリメントも発売されています。

かかってしまうと激しい嘔吐、下痢でとてもつらいノロウイルス、なんとか回避して、楽しい冬を過ごしましょう!

この記事を書いた人

共友調剤薬局 スタッフ

北九州市内に3店舗。地域に根ざして皆様の健康をお薬を通じて見守っています。